WIREDiCONについて
WIREDiCONの概要
文書を読んでいる人が知りたい情報を、文書内に埋め込んで、文書と情報を同時に見ることができる技術です。ここで「知りたい情報」とは、以下の例のように「【○○○という事物】に関する【△△△という切り口】の情報」と噛み砕くことが可能です。
- 【日本の上場企業】に関する【株価】の情報
- 【歴史上の人物】に関する【生まれ年】の情報
- 【特許】に関する【審査状況】の情報
文書内の事物の検索について
一般的に【事物】には、多くの要素が含まれています。例えば、【歴史上の人物】という【事物】には、「福沢諭吉」「樋口一葉」「野口英世」など、複数の人物がいます。では、文書を読んでいる人が【事物】を選択するだけで、どうして、それぞれの人物を検索することができるのでしょうか?
実はWIREDiCONはそれぞれの【事物】に対する用語群(例えば、【歴史上の人物】という事物であれば「福沢諭吉」「樋口一葉」「野口英世」など、【日本の都道府県】という事物であれば「東京都」「北海道」「沖縄県」などを持っています。
WIREDiCONはこの用語群を利用して、文書の中にある【事物】を探し出します。
WIREDiCONはこれらの用語群を【辞書】、情報の切り口を【ファセット】と呼んでいます。
各用語に関する情報の取得について
文書内から検索された用語に関する情報を文書中に埋め込むために、WIREDiCONは【辞書】に各用語のIDを、【ファセット】にURL情報を持っています。これらを組み合わせることで一意のURLを生成し、知りたい情報を取得することができます。
ファセット1 | ファセット2 | ファセット3 | |
---|---|---|---|
用語1 | URL1 + ID1 | URL2 + ID1 | URL3 + ID1 |
用語2 | URL1 + ID2 | URL2 + ID2 | URL3 + ID2 |
用語3 | URL1 + ID3 | URL2 + ID3 | URL3 + ID3 |
WIREDiCONの動作
WIREDiCONは上記の原理を用いて、文書中に知りたい情報を埋め込みます。- 文書の読み手が、辞書を選択します。
- 文書の読み手が、ファセットを選択します。
- 選択された辞書に含まれる用語を文書内から検索します。
- 選択されたファセットの定義に従って、検索された用語に関する情報を取得、文書内に埋め込みます。
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